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「デコつえ」で福祉もかわいく

ということで「デコる」という人もいます。
この「デコ」をつえにしてみたら多くの人が笑顔を取り戻しました。
名付けて「デコつえ」。
インターネットを通じて全国から注文が集まり、10代から90代まで、幅広い年代の女性に人気が広がっています。
「デコつえ」を制作しているのは大海恵聖さんです。
実は、大海さん自身も6年前に関節リウマチを発症しました。
「つえがないと歩けなくなるのでは」と当時は心配していました。
そうした時、仕事中に高齢の女性に出会いました。
その女性が使っていたつえがかわいらしく飾られ、すっかり目を奪われたといいます。
そうして、大海さんの「デコつえ」づくりが始まりました。
その最初はきらきらのシールを作ることでした。
貼るだけでデコレーションでき、手先が不自由な人にも簡単です。
その後、試行錯誤を繰り返しながら、レースやストラップなど新しいアイデアを次々と形にしてきました。

大海さんの「デコつえ」に出会い、暮らしが大きく変わった人がいます。
札幌市に住む三好佐衣子さんです。
4年前に脊椎関節炎を患い、病気を告げられた時は、つえには抵抗があったといいます。
去年「デコつえ」に出会い、SNSに写真を投稿したところ、「かわいい」「いいね」という反応が殺到しました。
三好さんは「外出を楽しむんだという気持ちになって、それからは洋服屋にも入って試着もするようになり、おしゃれを楽しめるようになりました。本当に『デコつえ』で変わりました」と話します。

大海さんは、病気になっても、年を重ねても、できることや楽しいことに目を向けてほしいと考えています。
大海さんは「みんなにうれしさとか楽しさとか伝えていければいいと思います。それが『デコつえ』というキーワードなのかなと思います」と優しく話していました。

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160513/5158541.html